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2020.09.29

環境への配慮から生まれたエコな商品

印刷事業を展開するCCG HONANDOは、雑誌や企業のパンフレットや商品カタログなど、さまざまな印刷物を通じてお客様のものづくりをサポートしています。近年では、ただ印刷するだけではなく、環境負荷低減の取り組みをさらに発展させ、オリジナルのエコな商品も開発。今回は、CCG HONANDOの環境活動やエコな商品についてご紹介します。

〈 INDEX 〉
CCG HONANDOの環境負荷低減の取り組み
刷るだけじゃない!印刷で課題を解決すること
FSC CoC認証の紙を使い、抗菌仕様で仕上げた冊子
ビジネスでよく使うアレも、脱プラ製品にチェンジ!
暑い季節のノベルティに「抗菌うちわ」が大活躍
新しいスタンダードになる「マスクケース」を開発

CCG HONANDOの環境負荷低減の取り組み

CCG HONANDOは、「エコアクション21」と連動した二酸化炭素排出量や廃棄物量の削減、脱プラ製品の開発・製造、サステナブルペーパーの使用など、環境負荷低減の取り組みを2010年から始めています。その取り組みは、現在ではSDGsの11項目に該当。それぞれ具体的な数値目標を掲げ、全社員一丸となって達成に向けて尽力しながら、より良い環境づくりに貢献できる活動を続けています。

設備面においてもしっかりと環境に配慮。“有害物質を含んだ湿し水を使わない”“廃液を出さない”“水も空気も汚さない”水なし印刷を導入しています。この画期的な印刷技術を取り入れることで、印刷物を通じて地域社会の環境保全に貢献するだけではなく、取引先のお客様も環境保全活動に寄与していることになります。これらの環境負荷低減の取り組みは、印刷サービス企業としての使命であるとともに、社会を支える企業としての責務であると、私たちCCG HONANDOは考えています。

環境保全を考えた水なし刷版機

今注目を集める「エコアクション21」とは?メリットや取得方法を解説 ~ セミナーレポート(前編)~

CCG HONANDOは「エコアクション21」に取り組む企業のひとつとして、『小さな企業にもできたエコなアクション』と題して講演をさせていただきました。前編では、「エコアクション」が注目されている理由、認証・登録を受けるまでの流れなどを解説。そして、CCG HONANDOと「エコアクション21」との出会い、取り組みを進めるうえで大切にしていることをご紹介します。

刷るだけじゃない!印刷で課題を解決すること

CCG HONANDOは印刷サービス企業として、お客様の想い、手にする人の想い、そこに関わるすべての人の想いをカタチにし、印刷に新たな価値を生み出すことを大切にしています。ですから「刷ること」だけが役目ではありません。お客様や世の中のさまざまな課題を印刷でソリューションし、イノベーションしていくことこそが、CCG HONANDOの存在価値だと思っています。

世界共通の環境問題に対して、印刷でできることを実行するのはもちろん、2020年は世の中や社会が一瞬で大きく変化しました。コロナウィルスによってもたらされた変化や影響は、本当に数え上げればキリがないほどです。ひとりの人間としては終息を願いつつも、印刷サービス企業としてできることは何があるか。そういった思考で環境問題に対しても、コロナウィルスに対しても、CCG HONANDOは真正面から向き合うようにしています。それこそが、本質的なソリューション&イノベーション。次項では、そうした課題を解決するために生まれた、CCG HONANDOのオリジナル商品についてご紹介します。

FSC CoC認証の紙を使い、抗菌仕様で仕上げた冊子

FSC CoC認証の紙を使い、抗菌仕様で仕上げた冊子

CCG HONANDOでは、FSC CoC認証の紙を使用することが可能です。FSC CoC認証とは、管理された森林から最終的にユーザーに届くまでの製品経路をすべて辿り、FSC認証の原料がきちんと識別され、他の非認証製品と分別されているかを確認するもの。いわば、使用する紙とその工程が環境に配慮されているかどうかを示す認証です。CCG HONANDOでは、環境に優しい紙を使うだけではなく、実際に人の手に渡ってからも安心と安全を実感していただくために、冊子を抗菌仕様で加工。製品の品質や安全性を示す、SIAA(抗菌製品技術協議会)の認証も取得しています。

紙製のクリアファイル

ビジネスでよく使うアレも、脱プラ製品にチェンジ!

今、世界中で年間約910万トンの海洋ゴミが発生しています。2050年には海洋ゴミの量が、魚の量を上回るといわれているほど。そして、魚が海洋ゴミを摂取することで体内がマイクロプラスチック化され、食物連鎖によって人間の健康被害にもつながることが懸念されています。一方、日本では廃棄されるプラスチックの有効利用率が84%と高まっていますが、その57.5%はサーマルリサイクルという処理方法。製造時と廃棄時には、温暖化に悪影響を及ぼすといわれています。

そうした環境への負荷を考え、CCG HONANDOではプラスチックのクリアファイルではなく、紙製のクリアファイルを開発し、お客様にご提案。紙製のクリアファイルの特徴は、まず脱プラであること。不要になった場合は、シュレッダーが可能で、ゴミの分別も不要。紙製だからリサイクルでき、必然的にゴミの量も削減できる。そういった特徴を備えた、環境に優しい製品です。展示会や説明会をはじめ、お客様がユーザーに資料を渡す際など、さまざまなシーンで環境配慮をアピールできる製品として高い評価を得ています。

抗菌うちわ

暑い季節のノベルティに「抗菌うちわ」が大活躍

コロナウィルスの影響で、2020年の夏はイベントや展示会などを開催すること自体が困難でした。お客様にとっては商品などをPRする機会が失なわれてしまいましたが、そういった課題を解決し、新たな機会創出のために開発したのが抗菌うちわです。脱プラ製品であることはもちろん、抗菌のシンボルマークであるSIAAの認証も示すことができる製品は、使用時の安心・安全にもしっかりと配慮。全面に抗菌ニスを塗布しているため、製品表面における細菌の増殖を抑制することが可能。イベントや展示会などは開催できなくても、店頭や商談時に手渡しできる販促ツールとして重宝されています。

新しいスタンダードになる「マスクケース」を開発

コロナウィルス対策として、マスクの着用が当たり前の世の中になりました。しかし、食事する時や寝ている時など、一時的にマスクを外すシーンは必ずあります。そんな時、マスクの置き場所はどうしていますか?外してテーブルに置いているだけでは、決して清潔とはいえません。飲食店では小さなビニール袋を提供している場合もありますが、「それだけでは不安…」と思っている人も数多くいます。

そうした課題を解決するために、CCG HONANDOが新たに開発したのが、使い捨ての抗菌マスクケースです。環境配慮のために紙で製造し、ケースの内側を抗菌ニスで加工することで、抗菌のシンボルマークであるSIAA認証も示しています。持ち歩くものではなく、その場で使って、その場で捨てるという用途の発想で、価格設定もとてもリーズナブルです。飲食店や宿泊施設、医療施設、ヘアサロンなど、マスクを一時的に外すことが想定される企業のお客様に向けて、衛生面にも配慮して保管できる製品としてご提案しています。

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